2021年受賞作品 - ウミノフォトフェス in カシワジマ 2022

グランプリ(大賞)作品・入賞作品(2022年10月29日:発表)

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2022年(第12回 ウミノフォトフェス)授賞作品・各賞の発表 [順不同]

ウミノフォトフェス in カシワジマ・フォトコンテスト 2022 選評

【グランプリ】 スペクタクル
小型のベラたちが小高いサンゴの丘の頂点で、何度も何度も繰り返し行う産卵行動と、その卵を待ち構えて狙うメジナの老獪な捕食行動を捉えた見事な作品。猛烈なスピードで一斉産卵に集うベラの群れの形と、メジナの姿を一枚の写真に捉えるのは至難の技ですが、明らかな撮影の意図を持って狙いを定め粘った撮影者の情熱が感じられるのと共に、こんな生命のやり取りが行われている場所で、のんびりとアオウミガメが休憩している姿に正直驚いてしまいました。情熱・目線・技術と三拍子揃った最高に素晴らしい写真です。
【一般優秀賞】 隠
こんなシチュエーションに一度は出合ってみたいと思わされる素晴らしい瞬間を納めていると思います。おそらく数ミリ程度のカエルアンコウの幼魚とマッチしているイバラカンザシと背景の紫色も文句なしに美しい。
【コンデジ優秀賞】 海亀のワルツ
皆んなでスキンダイビングを楽しんでいるところにウミガメが現れたのでしょうか。人々の喜びと興奮が写真からストレートに伝わる写真です。一番手前のダイバーのポーズも自然で美しく、画面下に映り込んでいる逆光のフレアも効果的です。
【審査員特別賞 一般】 産
生き物の繁殖行動はそれだけでも力強く魅力的な写真となりますが、この写真は2匹のスジグロガラスハゼが同時に産卵しているのに加え、生息している環境までも美しく完璧に写し込まれています。
【審査員特別賞 コンデジ】 団体行動
透明度が高く気持ちの良い中を、タカサゴの仲間が美しい編隊を組んで泳いでいる、心地の良い作品です。臨場感のある、見たまま感じたままの柏島の光景が美しく再現されています。

【総評】
数多の生命がひしめく柏島の海。単純に生き物たちの数が多いだけでなく、1000種を超えるという魚種の多さが柏島一番の魅力でしょうか。そんな賑やかな海で繰り広げらる魚たちの躍動に、多くの人々が胸躍らされ魅了されているのでしょう。絶好のフォトフィールドで、じっくりと写真に取り組まれている写真たちは、非常に貴重な瞬間も多く感心させられるのと共に、ちょっと嫉妬すら感じてしまうほどでした。いつもまでこの素晴らしい柏島の海で、素晴らしい水中写真が生まれ世に出てくれることを願っています。
2022.10.29 古見 きゅう

【グランプリ】 真夜中の饗宴
真夜中に時間をかけて三脚を立てて撮影している作者の様子が目に浮かびます。天の川と月光桜を見事に映し出した大変質の高い作品に仕上がりました。まるで宇宙から降りてきたかのような桜が白く浮かび上がり壮大な一つの世界を物語っているような一枚です。夜の空の美しさに見るものが圧倒される作品だと思います。
【優秀賞】 黄昏の海
一日の終わり、夕暮れ時に一瞬見せてくれた入道雲の輝きに南の島独特の空気感と色合いを感じます。その光が水面に反射し、一日の終わりを静かに映し出している情景は心を穏やかにさせてくれます。思わずページをめくりたくなるような流れゆく時間がいとおしくなるような優しい写真です。
【審査員特別賞】 にらめっこ
島で生活をしていると日常的に目にするような情景描写です。磯を離れて陸に迷い込んだ蟹が出会った大きな猫。体中を使って一生懸命猫に威嚇する蟹の様子や少し手ごわいと感じている猫の様子に思わず笑みがこぼれます。蟹の赤い色が画面を引き締めています。
【総評】
今回の作品の半数近くが夜の風景が多く、昨今飛躍的に技術が進化した、カメラを存分に使って撮影に臨んだ様子がうかがえます。結果昼の顔とはまた違った夜の柏島の風景をたくさん見せて貰いました。一眼レフの写真が多くアマチュア的な作品と言うよりは時間をかけてじっくりと風景に向き合った撮影者の心意気が感じられました。 そんな中偶然とらえたほのぼのとした写真も大きく評価したいと思います。写真の持つ二面性をうまく融合させ柏島の自然を生かした作品をこれからも撮り続けてほしいと思います。
2022.10.29 桐野 伴秋

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