2021年受賞作品 - ウミノフォトフェス in カシワジマ 2021

2010年から始まった柏島の「フォトフェス」。 11回目を迎えた今年の授賞作品をご紹介します。

グランプリ(大賞)作品・入賞作品(2021年6月12日:発表)

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2021年(第11回 ウミノフォトフェス)授賞作品・各賞の発表 [順不同]

ウミノフォトフェス in カシワジマ・フォトコンテスト 2021 選評

【グランプリ】口内保育
この地ではポピュラーなイナズマヒカリイシモチの口内保育ですが柏島の固有種と言ってもよい魚です。しかし、この写真を選んだ理由は地域特産、生態と言う訳ではありません。 一見すると被写体が中央に鎮座している“日の丸構図”ですがそれがかえって次の世代に命を託す生き物の力強さを印象づけていると思います。ピントの位置も、背景のボケ具合も美しい逸品です。
【一般優秀賞】魔王降臨
柏島ではやや珍しいキアンコウと思われるワイド写真です。体を持ち上げ今にも泳ぎ出しそうな瞬間的な美しさと迫力が魅力的な一枚です。ワイド写真の重要な要素である構図や被写体前方の空きの処理が非常に良いと感じました。
【ビギナー優秀賞】フラワーオブライフ
ウミトサカのポリプを捉えた写真です。この写真は寄り引きの具合が絶妙です、全体に柔らかく表現した色味とトーン、更に三ブロックに分かれて見えるポリプの塊りのピントの位置やピントを合わせた場所が非常に印象的になっています。
【審査員特別賞 一般】春爛漫
ウミトサカに暮らすウミタケハゼを捉えた写真です。水中ではよく目にする光景で、ビギナーから写真上級者までの被写体となる題材の一つですが、この写真は扱いが難しい前ボケを大胆に使いこなした写真です。画面を台無しにしてしまう可能性がある前ボケを、上手くボカして作品に仕上げた技量に感動しました。
【審査員特別賞 ビギナー】空も飛べるはず
いかにも柏島らしい海底を覆い尽くすサンゴの群落、その前方に泳ぐアオウミガメ。ビギナーダイバーにとっては夢のような一時、ベテランダイバーにとっては豊かな海の象徴のような光景。一瞬の出会いをストレートな気持ちで押さえた素晴らしい一枚と思います。

【総評】
日本を代表する水中写真の一大聖地でもある柏島。良い意味での“審査員泣かせのフォトコンテスト”でした。生き物の多様性や写真のバラエティーは審査前から想像していましが、最終予選作品を決定するまで数日を要する、柏島フォトコンのレベルの高さです。入賞の栄誉に輝いた方も、惜しくも選に漏れた方も自信を持って次のステップに進める、素晴らしい内容だったと思います。
2021.6.10 阿部 秀樹

【グランプリ】はじめての海
何気ない光景ですが、はじめて見た柏島の美しい海。子供たちの記憶が、大人になっても決して忘れることのない心の宝物になったのではないでしょうか。 お母さまの風になびくスカートの色も、美しい海をより引き立たせています。柏島を舞台に、一生の大切な家族写真になったことと思います。
【優秀賞】木立をぬけて
まるでトンネルのような木立ちの先に、浮かび上がった沖ノ島。作者の驚きと感動が伝わってくる作品です。主役の海を脇役の影の木々が浮かび上がらせ、これから始まる物語を感じさせる二つの石のベンチ 奥深い大月町の自然が奏でる幸せな時間を感じました。
【特別賞】やさしい時間
夕暮れ時のやさしい光の中、親子が見つめる先に、明日への希望を感じた素敵な作品です。 一見、広すぎに思う空間が、私には潮風と共に、漁船の音までも聞こえてくるように感じました。
【総評】
今回の応募作品は大月町の豊かな自然の中で素直に向き合った、素晴らしい作品が沢山ありました。 写真を撮る一瞬の感動が、見る人にそのままストレートに伝わって来る、そんな作品を、意識して撮影してみると良いと思います。 私自身も改めて大月町の美しい自然に深い感銘を受け、心躍る思いでした。 感謝
2021.6.10 桐野 伴秋

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